Arctic Frontiers 2013には日本不在

1月20日から25日まで、Arctic Frontiersという団体によるArctic Frontiers 2013 – Geopolitics and Marine Production in a Changing Arcticという会議が、ノルウェイのTromsøにて開催された。

プログラムを見るとわかる通り、21日は全日、あちこちの国(主に北極圏に近い国)の外務大臣などが順に話をしたのだけど、ノルウェイ、カナダ、ロシア、米国(アラスカ)からなどのスピーカーに混じって、在ノルウェイ中国大使と在ノルウェイ韓国大使もスピーカーとして参加している。

Foreign Policy Blogsで北極関連のブログを書いているMia Bennettからのこの日の報告によると、両国の代表とも、それぞれの国にとっていかに北極で起きている変化が重要であるか、そして何故、中国/韓国が北極問題に積極的に関わるべきなのか、といったことを述べたらしい。中国大使は、中国を”near-Arctic state”と表したとも。

中国はアイスランドに、韓国はノルウェイに、といった具合に、どちらも積極的に北極圏へお近づきになろうとしているので、両国の代表がここでスピーカーとして参加しているのは何ら不思議ではないけど、さて、日本は?

日本からは、2011年に海洋政策研究財団 (OPRF)会長の秋山氏がスピーカーとして参加したが、その後は日本からのスピーカーはなし。

3ヶ国とも、Arctic Councilへのobserverステータスを狙っているけど、そのために政府をあげて積極的に行動しているのは、中国・韓国だけの模様。